●投資のセンス・イメージ・トレーニングの重要性●
現在、本屋に行けば投資手法本が星の数ほどあります。このような、投資本をより多く読めば相場で勝てるようになるのでしょうか・・・? 理論と数値で金儲けできるなら簡単です。しかしながら、おそらくいくら方法論を語っても相場で勝つことは無理でしょう。
また、その方法論を書いている本人自体が投資で成功している人とは限りません。かなりあやしい?方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・。
投資だけでなく、お金を儲けること(投資、ビジネス、バクチ等何でも)には、数値や方法論以外の何かがなければ達成できないはずです。
「お金」自体は、1円・10円・100円・千円・一万円と単位が明確な数値です。しかし、それを増やすことは、なんて曖昧で意味不明なことか・・・。
・日本株・米国株・中国株・FX・オプション・各種先物などなど
いろいろな投資対象、投資方法があるかもしれません。
しかし、いずれの市場にも、誰でも簡単に投資はできますが、市場は誰にでも簡単には儲けさせてはくれません。
誰でも簡単にでき、いつでも同じ行動でできる必勝投資方法が今現在あるとするならば、当然ながら誰もが始めてしまいます。結果、必勝方法は、必ず負ける方法に早変わりです。
市況は常に流れがあり、その流れにもパターンがあります。ひとつの流れが終わっているのに、それに気づかずに負けパターンに転換してしまった方法に固執することは、悲惨な結果を招きます。
私は、いわゆるシステムトレード、数値を利用した売買(常に全く同じ手法)で勝ち続けることは不可能と思っています。もしあったとしても長い目で見れば薄利か、収支は限りなくゼロに近いのではないでしょうか。もし1年で1%の利益では、勝っても意味がありません。確定利回りの金融商品で運用したほうがよっぽどましです。
システムトレードで大きな利益をあげ続けている方は、利用する数値・方法自体をこまめに相場の流れに応じて変更しているのではないでしょうか。よって、これをやったから必ず勝てるという方法は相場の世界にはありません。
また、利益は運ではなくそのほとんどを努力が与えてくれるものだとも思っています。
勝ち続けるには、
・
『人と違った能力』がある、または、『能力は人並みだが人一倍の努力ができる』
ここどちらかは必須だと思います。
たとえば、私の場合はそれが重要か・必要かの議論は別として、
通常の売買高で、1日の売買高2億〜3億程度の銘柄は新興市場も含めてざっと、数百銘柄あると思います。私は、これらの銘柄名を伏せても、チャート(日足・移動平均線)を数ヶ月分見ただけで、すべて銘柄名を言い当てることができます。そのくらい毎日、チャートを見続けています。
これは、チャート形を暗記したくて努力した結果ではありません。株投資で儲けたくて毎日市場全体を把握する努力をした結果です。
よって市場全体・セクター・個別、すべての動きのイメージ、予想がつかみやすく、勝ちパターンを見つけやすいのかもしれません。より市況の雰囲気を読みやすく、勝ちパターンの動きが見え、心理戦に勝つ可能性が高くなると思います。単に、数値を機械がスクリーニングしたものを利用するのとは異なります。
私は、建玉を持つときはこの全体・個別のイメージを大切に、チャートを右から左から、時には逆立ちしてチャートを見たりもします。市況全体・セクターの動きなども加味し、本当に自分の勝ちパターンなのかを徹底的にいろいろな角度から確認します。アホくさいけれど、これマジです。
上がった株は、いつか下がり始めるし、下がった株は、いつかは上がります。建玉を持つ前までは、その後のイメージ・シナリオを描く行動をします。そしてイメージ通りにいったとき、またはいかなかったとき、それぞれについての行動パターンも描きます。
また、多くの方は投資に関しても勝つためのトレーニングを効果的に行えば、相場で勝ち続けることができるようになると思います。
ところが、多くの方が、簡単に儲かる方法論だけを次から次へと追い求め、スキルアップに努めません。だからこそ、それに気づいた一部の人間だけが勝てる世界なのかもしれません。
価値とは相対的なものです。お金持ちは、世の中の全員がお金持ちになったらお金持ちでなくなります。
相場の真理は『全員が勝つ相場はない』ということです。理論上ありえません。完全にゼロサムではないにしても、自分が今日大きく儲かったら、どこかで誰かが大きく損をしているということです。
相場を本業にするということは、これを常に覚悟しているということでもあります。
平 正一